編集者兼プロジェクトマネージャのHinataです。今年の部誌はいかがだったでしょうか。
昨年の文化祭から、NPCAの部誌は大きく変わりました。LaTeX直書きをやめてRe:VIEW*1を使ったり、ウェブサイト上でPDFだけでなく直接読めるHTML版を公開したり、ウェブサイト上の部誌へ誘導するために内容を抜粋した部誌サンプルを配布したりと、様々な新しい試みが行われました。
そして今年は2年目です。去年の経験や知見、あと「LaTeX2e美文書作成入門」のおかげで、私の負担は大幅に下がりました。著者の奥村晴彦先生には感謝してもしきれません。そのおかげで、今年は細部にこだわる余裕もありました。特にサンプルは、製本しても読みやすいよう内側の余白を広めにとったり、文字を大きめにしたりと、様々なことを試してみました。そういう細かい改善により、去年よりも読みやすい部誌ができたはずです。
また、NPCAではRe:VIEW導入以前から部誌をgitlab.comのプライベートリポジトリで管理しています。せっかくなので、今年からはGitLab CIも導入することにしました。Re:VIEWで書いてGitLabで管理し、コミットごとにCIを回しPDFを生成し、CIの結果やコミットはSlackで通知され、完成した部誌はウェブサイト上でPDFやHTMLとして公開される。ハイテクでパソコン部っぽくてかっこいいですね。
ところで、私は来年高3なので、おそらく部誌のプロジェクトマネージャと編集者は後輩に引き継ぐことになるでしょう。この部には引き継ぎや技術継承がうまくいかない呪いがあるので心配ではありますが、来年もより素晴らしい部誌を皆様に届けられるよう引き継ぎを頑張りつつ、後輩の熱意と技術と知識に期待したいと思います。
最後になりますが、灘校パソコン研究部部誌2018年号をお読みいただき、ありがとうございました。来年の部誌も読んでいただけると幸いです。